■外性器の不良による無月経
原発性無月経の場合、産婦人科ではまず全身の
発育状況と基礎体温、各種ホルモン検査を行った後、
外性器の確認をします。外性器が女性型であるの
にも関わらず膣が見られなければ、処女膜閉塞、鎖陰、
膣欠損、膣閉鎖などが原因として考えられるのです。
処女膜閉塞とは処女膜が閉鎖してしまっている状態
をいい、それに腟横隔膜と腟狭窄を加えた症状が鎖陰
です。これらの病気の場合、脳下垂体は正常に作動
しているため、ホルモン分泌は健全に行われます。
したがって、身体そのものの成長に支障を来す事は
殆どありません。そのため、生理は来なくても生理痛
のような痛みを下腹部に感じる事があります。実際は
子宮や卵巣などは全く正常で、体内でちゃんと生理が
起こっているのにも関わらず、出口がなくて無月経
となっている状態だからです。
つまり、初経後は経血の排泄障害をおこし、周期的
な腹痛を発症しているのです。これを「月経モリミナ」
といい、排出されなかった経血は体内に蓄積されて
います。発見が遅れれば遅れるほど、経血は子宮や
膣に大量に貯留し、それらを過伸展・変形させ、後に
不妊症の原因となるそうです。
しかし外性器の不良は外科的手術によって改善出来る
場合が殆どです。又、初診でも発育の遅れを疑う事
無く判断出来るので、早期の婦人科外来が重要です。
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